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【不動産解説ブログ】不動産投資におけるレントロールの重要性と確認すべきポイント

不動産投資において、投資物件の収益性を正確に把握するためには「レントロール」が重要な役割を果たします。レントロールは、賃貸物件の収益状況や入居者の情報をまとめたリストであり、物件の価値を評価するための重要な資料です。この記事では、不動産投資を行う際にレントロールで確認すべき点について詳しく解説します。

1. レントロールとは?
1.1 レントロールの定義
レントロール(Rent Roll)とは、賃貸物件における各部屋や駐車場の賃料や共益費、入居者情報、契約期間などを記載したリストです。通常、以下の情報が含まれます。

号室、区画:各部屋や駐車場などの番号
入居者名:その部屋に居住している入居者の名前。(個人情報になる為CAなどが必要)
賃料:月ごとの賃料額。
契約開始日と終了日:賃貸契約の開始日と終了日。
敷金、保証金:入居者が預けている保証金。
未収賃料:未払いの賃料がある場合、その額。

2. レントロールで確認すべきポイント
2.1 現行賃料の確認
現行の賃料額は物件の収益性を評価する際の基本情報です。以下の点を確認しましょう。

市場賃料との比較:現行賃料が地域の市場賃料と比較して適正かどうかを確認します。市場賃料よりも低い場合、賃料引き上げの余地があるかもしれません。
賃料の一貫性:全ての部屋の賃料が一貫しているか、差が大きい場合はその理由を理解する必要があります。

2.2 入居者の契約状況
入居者の契約状況は、物件の安定性や収益予測に影響します。以下をチェックしましょう。

契約期間:各入居者の契約開始日と終了日を確認し、契約の更新状況や期限が近い契約について把握します。
契約の更新率:契約更新の履歴や割合を確認することで、物件の安定性を判断します。

2.3 未収賃料の確認
未収賃料がある場合、その影響を把握することは重要です。

未収賃料の額:現在の未収賃料の総額を確認し、回収の見込みを立てます。
未収の原因:未収賃料が発生している理由(例:入居者の経済状況の変化など)を把握し、今後の対策を検討します。

2.4 入居者の信用情報
入居者の信用情報や背景も確認することで、将来のリスクを予測することができます。

過去の支払い履歴:入居者の支払い履歴や遅延の有無をチェックします。
信用スコア:入居者の信用スコアや過去のトラブルの有無を確認することで、将来のリスクを評価します。

2.5 空室率と過去の履歴
空室率や過去の空室履歴は物件の収益性に直接影響します。

現在の空室率:現在の空室率を確認し、物件の稼働状況を把握します。
過去の空室履歴:過去の空室履歴を調査し、長期間の空室が発生している場合、その原因や対策を考慮します。

2.6 ランニングコスト
毎月かかるランニングコストも記載があれば確認しておきましょう。

3. レントロールの活用方法
3.1 収益予測の立案
レントロールを活用して、将来の収益予測を立てることができます。賃料の変更や空室率の変動を考慮し、収益シミュレーションを行うことで、投資の計画を立てる際の参考にします。

3.2 賃料の調整
市場賃料や物件の状況に応じて、賃料の調整を検討することができます。レントロールを基にして、賃料引き上げや再設定を行い、収益性を向上させることが可能です。

3.3 投資判断の材料
レントロールは投資判断の重要な材料となります。物件の収益性、リスク、安定性を評価し、投資の決定に役立てましょう。

4. まとめ
不動産投資において、レントロールは物件の収益性や安定性を把握するための重要なツールです。現行賃料、入居者の契約状況、未収賃料、空室率など、レントロールの各項目を詳細に確認することで、物件の価値や投資のリスクを正確に評価することができます。レントロールを有効に活用し、戦略的な投資判断を行うことで、成功する不動産投資を実現しましょう。